今、あなたの幸福度を最大10で表すとしたらどれくらいでしょうか?
8?5?
・・・2。 なんて方もいるかもしれません。
そのように幸福度を低く感じてしまうのは、職場の人間関係が原因ではないでしょうか?
時間は有限。あなたの人生なのですから幸福度が最大の10にならないのは非常にもったいないです。
また、職場の人間関係で悩んでいてはなおさらです。
- 職場での人間関係を良好にしたい
- 苦手な相手の対処方法を知りたい
- 気まずい雰囲気にならないようにコミュニケーションをとりたい
- 初対面の相手との接し方がわからない
このように感じている人はぜひ、ここで紹介する「今日から使える心理テクニック」を参考にしてほしいです。
この記事では、心理学の要素を踏まえて実際に効果があるといわれている心理テクニックについてご紹介します。
人間関係で悩まない!あなたの人生をハッピーにする技を特別にお伝えします。
1.人生における幸福度は仕事の人間関係で決まる!?
人生100年時代と言われる世の中。
仮に100年まで生きるとして、
時間で計算してみると、
876,000時間。
意外と短いですよね。
このうち仕事に費やす時間は、
292,000時間。
つまり人生のうち3分の1を仕事に費やしているんです。
この大切な時間を
人間関係で悩む時間=嫌な時間
にしたくないですよね。
その仕事の質を考えるうえで、人間関係の良し悪しは大きく関わってきます。
先日、人間関係で悩んでいた私の友人が転職を成功させました。その結果、
・性格的に明るくなる
・愚痴を言わなくなった
・笑顔が増えた
自分に合った幸福を手に入れたから、それが態度に表れているのだと感じます。
人の幸福度は、主観的なものであり他人に決められるものではありません。
付き合う人との関係が良好なら自然と幸福度は高まります。
さらに人間関係が良好であれば、仕事へのモチベーションが高まり、それによってスキルを身につけるスピードが速くなります。
1つ勘違いしてほしくないのは、「お金があるから」「給料が高いから」「仕事が楽だから」幸せになるのだということ。
そうではなく、幸せになるから収入が高くなるのです。仕事が円滑に進むのです。
もうすぐ、寒い冬を乗り越えた植物たちが芽を出す季節がやってきます。
そう、春です。
新しい季節がスタートしようとしているこの時期に転勤や異動で部署が変わったり、新卒採用で会社のほとんどの人が初対面で不安を抱いていたり…
仕事の人間関係に関わる様々な悩みがある時期でもあると言えます。
しかし、心理学で明らかになっている効果を学び、実践するだけで人間関係はいくらでも改善できます。
ここからは、実際に今の環境あるいはこれからの環境の中で
人間関係を良好にするためにはどのようなことを意識すればいいのか?
そもそもどんな人間のタイプがいるのか?
についてお伝えしていきます。
2 .心理学を知れば、人間関係が良好になる4つの理由
2-1. 相手の気持ちの本質に気づくことができる
相手の気持ちの本質に気づくことができます。あなたの周りにこのような人はいませんか?
- 何を考えているか全くわからないミステリアスな人
- いつも笑顔で誰に対しても明るい人
- 自分とは性格も考え方も正反対で苦手意識がある人
私も今まで、このような人とはたくさん出会ってきました。
想像してみるものの、相手の気持ちの本質に気づくことはできませんでした・・・。
しかしみんな同じ人間です。そして人間に感情はつきものです。
人間である以上その人の感情も必ず存在するのです。
心理学を知り、学ぶことでその人の本当の気持ちに気づくことができます。
癖やしぐさから何を考えているか想像できます。
まず、行動する前に、”気づくこと”、”知ること” が大事です。
「あ、あの人は今こう思っているかも。」
「気さくに振舞っているけど、実は・・・」
「苦手だと思っていたあの人、本当はこういう感情なんだ。」
と、(仮)メンタリストになれるかもれません。
すると、今まで何を考えていたかわからなかった人の感情に触れることができるため
自分の中でのモヤモヤが消え、自然と接することができます。
何を考えているのだろうと顔色を窺うことなく、リラックスして会話を楽しめるでしょう。
2-2.どのような行動を起こしたらいいのかわかる
どのように行動を起こしたらいいのかわかることができます。
相手の気持ちの本質に気づくことができたら、次は行動に移します。
最後にご紹介する心理テクニック10選について実践してみてください。
相手にとってあなたと話していると楽しい!と思わせたり、
居心地がいい存在、素を出せる存在として慕われたりすることができます。
ほかの人とは違うなと思わせることであなたに興味をもってもらいやすくなります。
たとえ苦手な相手でも本当の気持ちに気づいて接することができれば
相手の態度も自ずと変わってくるでしょう。
また、最初は意識的に行動していく必要があります。
1回行っただけで効果がなくても意識的に何回も行うことで徐々に現状が変わってきます。
最終的に、あなた自身も無意識に心理テクニックを使えるようになっているなんてことも・・・!
2-3.自分の感情までもコントロールできる
心理学を学び、職場や生活の中での人間関係が良好になると、
自分の感情もコントロールできるようになります。
つまり、人間関係に対するストレスを抱え込まなくなります。
あの時こうしておけばよかった・・・。
あの行動は正解だったのかな?
最後、不機嫌そうだったけど大丈夫だったかな。
と言った不安が解消されるので、自分を責めるストレスというのが激減します。
相手の感情を気にするあまり、ストレスを抱え込んでしまう人は少なくありません。
ストレスを抱え込んでしまう人はきっと相手重視の思いやりのある人です。
しかし、先にも述べたように、あなたの人生なのですからあなたの幸福度が10でないともったいないのです。
心理学を知り、実践することで人間関係のストレスから解放されて幸福度を10にすることが大切です。
2-4. 自分の健康にも良い影響を与える
自分自身の健康にもいい影響を与えることができます。
「良好な人間関係は、最大で15年も寿命を延ばす」
といわれています。これはアメリカのブルガムヤング大学の研究結果で明らかになったことです。
15年って・・・けっこう長いですよね。
逆に、人間関係が悪いと、15年も自分の人生の時間を削っているということになります。
人間関係で悩んで日々疲労困憊して、さらに追い打ちをかけるように寿命まで縮まる・・・。
そんな人生を送りたいでしょうか・・・?
また、人間関係が脳機能に与える影響も大きく、50代の時点で幸福な生活をしている人は80代になってからの認知症リスクが低く、メンタルが安定しているということもわかっています。
将来の自分の身体にまで影響を及ぼすのが、今の人間関係です。
人間関係を良好にするために人間の心を知る「心理学」を学び、その心理テクニックを実践することで、今の人生を、さらに未来の人生までも幸福にしていきましょう!
3.「人間のタイプ」4分類で比較!
人間関係を良好にする大前提として、
周りにはどのようなタイプの人間がいるか、ということを理解しておく必要があります。
人間のタイプを理解することであなたの考え方が変わったりどのようなタイプの人にどんな接し方をしたらいいのかということがわかります。
3-1.DiSCという考え方
「DiSC」(ディスク)という考え方を聞いたことがあるでしょうか?
DiSCとは、人間各々の「動機」や「欲求」の違いが
行動パターンとしてどのように表れるかを分類したもので
「D」はDominance (主導傾向)
「i」はInfluencing(感化傾向)
「S」はStability(安定傾向)
「C」はCautiousness(慎重傾向)
を意味しています。
このDiSC理論を開発したのは、
1920年代のアメリカの心理学者ウィリアム・M・マーストン博士です。
この理論をベースとして行動心理学者らにより、自己分析ツールが開発されています。
DiSCの目的は、タイプや性格を判別するものではありません。
ある環境の中で人がどのように行動するかを測定することを目的にした分析システムです。
人間の性格は簡単には変えられないため、
パフォーマンスを向上するために調節可能な「行動」に焦点を当てています。
あなたと同じ環境にいる人たち(例えば、職場の人や友人)は、
どのような傾向の人が多いのか、思い出しながら読み進めていきましょう。
3-2. D:主導型の特徴
D:主導型の人は、直接的で決断が早い人です。
意志が強く、勝気でチャレンジ精神に富み、行動力で結果をすぐに求めるリーダー気質が高い傾向があります。成果や目的に対して最も効率が良い進め方をしたがります。
【D要素が強い人の行動や雰囲気】
・すぐに行動を起こす
・競争心旺盛で挑戦を好む
・ペースが速く、すぐに成果を求める
・表情は固く、腕を組んだり必要以上に話さなかったりして頑固に見える
3-2. i:感化型の特徴
i:感化型の人は、楽観的で社交的な人です。
チームとして協力していく意思が強く、アイディアを分かち合い、人々を励ましたり楽しませたりして周囲の場を和ませます。
【i要素が強い人の行動や雰囲気】
・成果を上げるために他の人を巻き込みことができる
・ペースが早く、興味関心があちらこちらに向く
・コミュニケーションをとるのが上手
・雑談が好きで、会話に入りたがる
・表情ははっきりしていて、喜怒哀楽が激しい
3-3. S:安定型の特徴
S:安定型の人は、思いやりがあり協力的な人です。
人助けが好きですが、引っ張っていくというよりは縁の下の力持ち。一貫性があり予測可能な範囲で行動する聞き上手な人です。
【S要素が強い人の行動や雰囲気】
・他の人と協力しながら安定を求める
・忍耐強いが、物事をはっきり言わない
・人間関係を重視しており、他人の意見を尊重する
・ペースがゆったりしていて急激な変化を嫌う
・表情が柔らかい
3-4. C:慎重型の特徴
C:慎重型の人は、綿密で正確な人です。
量より質を高めることを重視し、計画性を持って手順よく作業することを好み間違いがないように何回も確認する傾向があります。
【C要素が強い人の行動や雰囲気】
・ルールや原則を重視する
・ひとりでじっくり考えて、決定に時間をかける
・根拠や課題、リスクを考えて仕事の質を高める
・ペースがゆったりしていて、細部に注意をはらう
・表情は固く、考えながら話す
ここまで、それぞれの特徴や行動パターンをお伝えしました。
あなたの職場の上司や先輩、同僚、友人などはどのタイプに当てはまっていますか?
あなたが苦手だと思っていた人も、実は自分にはない尊重できる特徴があったのではないでしょうか?
「DiSC」の考え方だけでも、あなたの人間関係を良好にするヒントが見つかっていたら光栄です。
4 幸福になれる!人間の心理を活用したテクニック10選
これからご紹介する簡単な心理テクニックは、誰でも今日から実践できるテクニックです。
人間関係を良好にするために、人生の幸福度を10にするためにぜひ実践してみてください。
4-1.ネームコーリング
ネームコーリングとはその名のとおり、人と会話をするときに
“相手の名前”を意識的に使うことです。
想像してみてください。
職場の先輩に「おはよう!」と挨拶してもらうより、「〇〇さん、おはよう!」と挨拶してもらった方が印象に残りますよね。
つまり、名前を呼ぶことによって無意識で相手からの好感度をあげることができます。
ここで、相手の名前を呼ぶときはなるべく自然な会話の中や挨拶に取り入れることが望ましいです。
例えば、
「朝早いですね。〇〇さんはいつも何時に起きてられているのですか?」
「〇〇さんって、最近どんな本を読まれているんですか?」
みたいな感じです。
このように会話で自然に使えば、名前を呼ばれて不快に思われることはないです。
また、このネームコーリングのテクニックは、初対面の相手には特に効果的です。
その理由は、個人の印象は、初対面の時で決まることが多いからです。
最初についた印象は6か月も続くという研究結果があります。
初対面で相手の名前を呼ぶようにした方が、途中からいきなり呼ぶよりも自然になり、「わたしの名前を覚えてくれている」と相手に思ってもらえるため好感度を上げやすいです。
4-2.類似性の法則
類似性の法則は聞いたことある方もいるかと思いますが、
「自分と共通点のある人に親近感を抱く」
というものです。
よくある例としてあげられるのは、年齢や出身地、出身校が同じだと一気に距離が縮まる、というものです。
また、共通の趣味やハマっていることが一緒だと話題が膨らんだり会話が弾んだりします。
私も大学へ進学した際、知り合いがおらず不安だらけのスタートでしたが、
同じ出身地や同じスポーツが好きな人に出会えた時は、非常に親近感がわいたことを覚えています。
さらに面白い研究結果もあります。
社会心理学者のニューカムが行った実験で、初対面ではなくある程度同じ月日を過ごした仲間の中では、自分と態度や価値観、性格が似ている相手と一緒にいる傾向がある、ということです。
たしかに思い出してみれば、
学生時代のクラスの中でも一緒にいる人たちは決まっていたなと。
何個かのグループができていて、そのグループの構成はだいたい同じ性格の人たちの集まりだったなと。
会話の中で、無理に相手との共通点を探さなくても良いですが、もしも、共通の趣味やこういう考え方似てるなと思ったら「私も好きです!」と伝えてみたり、話題を広げてみたりすることが大事です。
4-3.ミラーリング効果
ミラーリング効果とは、
自分と同じしぐさや行動をする人に好感をもつ
という心理効果のことをいいます。
ミラーリング効果は、効果を発揮しやすい心理テクニックです。
実践することとしては、相手から親近感を持ってもらうために相手の些細なしぐさを真似る、というものです。
例えば、
・相手がコーヒーを飲んだら自分も飲み物を飲む
・相手が髪を触ったら自分も髪を触ってみる
・相手の会話のクセを取り入れる
・頷きや首を傾げる動作など何気ない行動を真似る
などがあげられます。
「ミラー=鏡。」
鏡のように相手の行動を真似るのです。
ただし、ミラーリング効果を行うにあたって注意していただきたいのは、
・不快感を与えないこと
・気づかれないようにすること
です。
単に相手のすべての行動を真似ればよいというわけではなく、
困っている・悲しんでいる・しかめっ面・怒っているときのなどのネガティブな行動は相手に不快感を与えてしまう可能性があるためやめましょう。
そして真似していることがバレてしまった場合、相手に不快感を与えるだけでなく、好意をもってもらいたいという相手に対するあなたの感情が露見してしまうため、あなたも気まずくなる危険性があります。
難易度の高い心理テクニックではありますが、自然とこなせば相手に意識してもらえるようになります。
4-4.単純接触効果
単純接触効果とは、
相手との接触回数を増やすことで親しみを感じやすい
という効果です。
これは「ザイアンスの法則」とも言われています。ザイアンスとはアメリカの心理学者の名前です。
人は知らない人には警戒心を抱きます。そのため、出会ってすぐに自分の心を開くのは難しいです。しかし、接触回数を増やすことによって警戒心は薄れていくため親しみを感じるようになると言われています。
ただし、注意が必要なのは接触回数を増やすことで「好意」が生まれるわけではないということです。
それもそのはず、あなたの職場を思い出してください。
あなたが苦手な人や失礼な態度をとってくる人と頻繁に会っただけではその相手に好意を抱くことはありませんよね。
あくまでも「警戒心がなくなる」だけであって、相手に好かれるためには接触回数に加えて他の効果を試したり何らかの努力が必要になってきます。
4-5.好意の返報性
好意の返報性とは、
相手から何か受け取った場合に同程度のものでお返しをしたくなる
という人間の性質を表しているものです。
相手から好意を示されることで自分も相手に好ましい感情を抱こうとします。好意の返報性はビジネスシーンでも活用されています。
例えば、
- アパレルショップで店員に服選びや試着を手伝ってもらうと服を購入したくなる
- 試食サービスで食べ物や飲み物をもらうと商品を購入したくなる
- メールの返信が早い人は相手の仕事や人格への評価が高まる
などがあります。
この効果を活用し、職場や初対面の人に自分から何かしてあげることで相手に好意を持ってもらいましょう。
休憩時間に自分がもっているお菓子をおすそ分けするのもいいかもしれないですね。
4-6.ミミッキング
ミミッキングとは、
会話中に相手の言葉の一部を真似する
という心理テクニックです。
それだけで相手があなたに好意を持ちやすくなります。
会話例を挙げてみます。
Aさん:昨日は家族でキャンプに行ったんだ。
あなた:へぇー!家族でキャンプですか!どこのキャンプ場に行かれたんですか?
Aさん:〇〇にあるキャンプ場だよ!運がいいことに快晴だったよ。
あなた:〇〇ですか!たしかに昨日は天気よかったですよね、絶好のキャンプ日和でしたね!
という感じです。
意識するのは、相手が発言した言葉の2〜3語を繰り返すことだけです。
本当にこれだけで好意を持ってくれるのか、相手との距離が縮まるのかと疑問に感じた方もいらっしゃるかと思いますが、実際にフランスの大学で行われた実験で効果が検証されています。
簡単なだけでなく、「ミラーリング効果」よりも効果的だと言われています。
マスク社会で会話も減りつつありますが、貴重な相手との会話の中で取り入れてみてください。
4-7.自己開示
自己開示とは、
自分に関するプライベートな情報を相手に話すこと
です。
少しハードルが高いように聞こえますが、
最初から自分の弱みや秘密を暴露する必要はありません。
自分の生い立ちや趣味に関すること、自分の思いや意見を正直に話すなど話しやすいことから開示していけばいいのです。
コミュニケーションにおける自己開示は、信頼関係を築くうえで欠かせません。自分から自己開示すれば、「返報性」によって相手も自己開示してくれやすくなります。相手は自然とあなたに心を開くようになり、お互いの距離が縮まります。
ある程度相手との距離が縮まったら、自分の過去の経験や人格的な評価にそれほど影響しない自分の弱みを見せることも効果的です。
どういうことかというと、過去に経験した苦労話やつらかった出来事、「方向音痴」「早起きが苦手」などといった内容です。
最終的には、あなたの判断になりますが、この人なら自分の弱みを話してもいいと思える相手には積極的に自己開示をしていき、相手の自己開示も聞いてあげるように心がけましょう。
4-8.頷きと相づち
頷きは、首をたてにふって相手の会話に調子を合わせること。
相づちは、相手が話している最中に相手に発する「あいの手」のことを言います。
会話の中で自然とやっている人も多いと思いますが、
人間の心理的に非常に効果的な動作です。
想像してみてください。
あなたの話を無表情で頷きもせず聞いている人と、
頷きや相づちをして傾聴の姿勢で聞いてくれている人
どちらともっと話したいと思いますか?
人間は、相手が本当に自分の話を聞いてくれているのだろうか?と不安になる気持ちを抱いています。「頷き」や「相づち」をしてくれる相手だと、聴いてくれているんだなと安心感を抱くことができ、その人に親しみをもつ傾向にあります。
ただ、やりすぎると相手を不快にさせてしまい逆効果ですので、自然に行うように意識することが大事です。
4-9.聞き上手
聞き上手とは、その名のとおり
相手にうまく応答し、相手に気持ちよく話してもらえるよう聞き役にまわる
という心理テクニックです。
ベストセラー『人は話し方が9割』で有名な永松茂久さんが2021年12月、『人は聞き方が9割』という著書を出版しました。
このように現在、聞き上手が非常に注目されています。
聞き上手になればコミュニケーションがうまくいくようになり、周りからも好かれるようになります。聞き上手な人がやっている心理的な行動のひとつとして、会話が続くように質問をしていることが挙げられます。
たとえば、「はい」「いいえ」で終わるような質問ではなく、相手に話させるような質問をしたり、返ってきた答えについて深堀りをしたりといった感じです。
ただ、会話の途中で共感や相づちをいれること、自分の思いや意見も伝えることを忘れないようにしてください。
あまりにも自分のことを話さないと、相手はあなたのことを秘密主義な人、あまり話さない人と認識してしまいます、それではもったいないですよね。
自分の思いを伝えた後に質問で相手につなげることができたら、
言葉のキャッチボールもうまくいきます。
4-10.バックトラッキング
バックトラッキングとは、
会話の中で相手の言った言葉を「オウム返し」する(こと)
というテクニックです。
「ミミッキング」と似ていますが、ミミッキングは、言葉の2~3語を真似るのに対し、「バックトラッキング」は文章自体をそのまま真似て発言するイメージです。
会話例を挙げてみます。
Aさん:昨日、映画見に行ったんだよね。
あなた:映画見に行かれたんですね!何の映画見られたんですか?
Aさん:あの星野監督の新作映画だよ。
あなた:あ!星野監督の映画ですか!もしかして〇〇ですか?
という感じです。
簡単で試しやすく、相手にも話を聞いてもらえていると感じてもらうことができるため効果的です。
まとめ
今回は、人間関係を良好にして幸福になるための心理テクニックをお伝えしました。
10個ご紹介した中で、あなたが行動に移しやすいものからでかまいません。
ぜひ、実践してみてください。
最初は意識的に行う必要がありますが、徐々に身体にしみついてきます。
この心理テクニックを実践することで、
あなたの人間関係は良好になり、幸福度も10に近づいていくでしょう。
あなたの人生です。楽しんでくださいね。
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