心理学の原点!人間のタイプを知る【DiSCという考え方】

人間関係

人生で避けては通れない人間関係。

人間関係が人の心身に与える影響は絶大です。

それは歳を重ねたり職場という組織にいると身をもって分かることではないでしょうか。

皆さんは、人間関係を良好に保つために何か心がけていることはありますか?

そもそも自分と全く同じ性格の人はいないです。

みんな違ってみんないい“の時代ですから、どんな人とも接していかなければいけません。

そんなこといっても、極力関わりたくない苦手な人っていますよね。

今回は、あなたと合わない苦手な人も小難しい上司も気になる先輩までも気兼ねなく話すことが可能になる超役立つ知識とテクニックについてお伝えします。

接し方を学んでおけばこれからどのようなタイプの人間に出逢おうと、あなたは無敵です。

DiSCとは

近年「多様性の時代」と言われるほど、人の性格は人の数だけ存在している。かつては存在を認められていなかったマイノリティや同性愛者なども良しとする風潮があります。

しかし関わる人ごとに自分の態度や振る舞い方を変えていたらきっとあなた自身が疲れてしまいます。  

「DiSC」(ディスク)という考え方は、前回の記事で解説しておりますが、人間の行動傾向を4つの行動パターンに分類したものです。

DiSCタイプ別の特徴

DiSCは、心理タイプや性格を測定することを目的として設計されているわけではなく、ある環境の中で人がどのように状況認識し、どのように行動するかを測定することを目的とした分析システムのことを言います。今回は人間のタイプを敢えて4つに分けて、それぞれの特徴や接し方について解説していきます。

D:主導型の特徴

D:主導型の人は、物事を変革し、改善し、コントロールしようとする傾向があります。1番は何かを考え成果や目的に対して最も効率が良い進め方をしたがります。

【D要素が強い人の行動や雰囲気】

  • すぐに行動を起こす
  • 競争心旺盛で挑戦を好む
  • ペースが速く、すぐに成果を求める
  • 表情は固く、腕を組んだり必要以上に話さなかったりして頑固に見える

i:感化型の特徴

i :感化型の人は、他の人たちを説得し、促し、影響を及ぼそうとする傾向があります。他者に対しオープンな姿勢で接します。明るい人が多くフレンドリーです。

【i要素が強い人の行動や雰囲気】

  • 成果を上げるために他の人を巻き込みことができる
  • ペースが早く、興味関心があちらこちらに向く
  • コミュニケーションをとるのが上手
  • 雑談が好きで、会話に入りたがる
  • 表情ははっきりしていて、喜怒哀楽が激しい

S:安定型の特徴

S:安定型の人は、物事の安定を保ちながら、他者に対して、協調的、支援的、協力的に振る舞うことを心がけ、急激な変化を嫌い、穏やかに接します。

【S要素が強い人の行動や雰囲気】

  • 他の人と協力しながら安定を求める
  • 忍耐強いが、物事をはっきり言わない
  • 人間関係を重視しており、他人の意見を尊重する
  • ペースがゆったりしていて急激な変化を嫌う
  • 表情が柔らかい

C:慎重型の特徴

C:慎重型の人は、正確性とクオリティを守るために既に確立されたルール、ガイドライン、手続きの枠組みで行動しようとします。すぐにメモを取りたがる傾向もみられ、几帳面な人に多いタイプです。

【C要素が強い人の行動や雰囲気】

  • ルールや原則を重視する
  • ひとりでじっくり考えて、決定に時間をかける
  • 根拠や課題、リスクを考えて仕事の質を高める
  • ペースがゆったりしていて、細部に注意をはらう
  • 表情は固く、考えながら話す

相性がいい組み合わせ

相性が良い組み合わせは

文字が隣同士になっているタイプのDiSC

です。

例えば、i タイプの人であればDタイプの人とSタイプの人が一緒にいて居心地のいい存在ということになります。

またもちろん同じi タイプの人も相性が良い組み合わせになります。

相性がよくない組み合わせ

相性が良くない組み合わせは

対角線上になっているタイプのDiSC

です。

例えば、i タイプの人であればCタイプの人が対象になります。

なぜかというと、考え方が真逆だからです。

真逆だからこそそれぞれの悪いところを補いあって相性が良くなるのではないかと言う考え方もありますが、タイプが真逆な人の行動にイライラしてしまう危険性の方が高いです。

また、自分にはないものを持っている尊敬の眼差しやうらやましさを抱くこともあります。

どのように接したらいいのか?【タイプ別に解説!】

ここまででそれぞれのタイプの特徴をご説明してきました。あなたの友人や職場の人はどのタイプに属していますか?また、あなたはどれに当てはまるでしょうか?

この章では、自分とは異なるタイプの人間に対してどのように接していけばいいのかがわかります。

D:主導型への接し方

常に迅速に結果を得たいタイプのD型さん。考えることと実行することが同じ傾向にあり、せっかちで目的重視、物事を効率的に進めたがります。そのため、相手が主導型であるならば、結論ファーストで物事を伝えたり具体策やアクションプランなどを早めに提示したりしましょう。

例えば、上司に相談したいときは、「プロジェクトの件で、〇〇しようと思っています。理由は・・・」と結論から伝えます。また、話の初っ端は「ご報告なのですが~」「1つご相談があります」などと、報告・連絡・相談のどれにあたるのか先に伝えることも効果的です。

i:感化型への接し方

争いを好まず、楽しく明るい雰囲気を好むi型さん。そのため雰囲気を和ませるため、雑談やアイスブレイクは必須です。チームで何かを成し遂げることが得意で、常に輪の中心にいる存在です。割とおしゃべりな傾向にあるので、話を聞いたり質問したり聞き役に回ることで相手と良好な関係を築くことができます。

例えば、2人きりで話すときは、1つの話題に対して深堀りや質問をしてうまく聞き役に回ることで、i型さんはあなたに好意を抱いてくれるでしょう。

S:安定型接し方

何よりも安心感が大切なS型さん。人思いで優しい人が多く、一緒にいると落ち着く存在です。そのため相手と話す時は、抱いている心配事などを聞き、その解決方法を提示することで心をひらいてくれる確率がぐんと上がります。

例えば、何かに悩んでいるのならば話を聞いたうえであなたが共感し、一緒に考えてくれるだけでもS型さんは喜びます。

C:慎重型接し方

何事においても準備をしっかりと行うC型さん。話の内容というよりも事前に用意された資料や根拠などの情報に目を通します。そのため、データや数値などの事実まで書かれた資料を事前に提供し、その資料を見ながら補足するような提案や話し方が望まれます。

例えば、会議であなたが何か提案をするときは、具体的な根拠となる数値や過去や現在の状況、未来の傾向などの指標を出すと、納得してくれる確率がかなり上がります。

まとめ

今回は、DiSCという考え方からそれぞれのタイプの接し方をお伝えしました。
特に職場や組織に属すると、人と関わる機会が増えます。
この記事でご紹介した内容を活用して、人がどのタイプに属するのか想定できたら、
あなたはどんどん周りから好かれる存在になり、あなた自身の幸福度が上がる効果を期待できます。
人間関係の善し悪しは自分の(人生の)幸福度を左右します。
あなたの未来が明るくなるように、今すぐ活用していくことをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました